みなさんこんにちは。

ハーベストスタッフの高橋です。

今回と次回のコラムは、ハーベストで長年講師をしてくださっている及川礼奈さんが

高校生や中学生の皆さんに講座の中で伝えてくださっているたくさんのエピソードの中から２つを

ご本人の許可を得て掲載させていただきます。

１つ目は仕事で大変なことに関してのお話です。

礼奈さんは看護師志望の学生さんから「仕事をしていて辛いことは何ですか？」

という質問を受けることが多いそうなのですが、そのことに対するお返事としてもこのお話をしているそうです。

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大変なことは、私にとっては、小児科で自分よりも年齢の小さなお子さんが闘病していく中で

命を落とすこともあるという現実でした。

心を痛めながら、最先端の医療をもってしても生きたくても生きられなかった命があるということを

受け止めようとしながらも、涙がとまらなくて、ただただ泣いてしまうような新人でした。

10歳のお子さんが小さな体で大変な治療を頑張っていたのに生きられなかった。

ご本人やご家族の気持ちを想像するとただ涙が出ました。

当時の私は、助産師国家試験に落ちてもう一度チャレンジしようとしていた時でした。

こんなに頑張っても生きられない人がいる中で、

自分には命があるんだ。一回国家試験に落ちたからって落ち込んでたけど、また受けられる、

やり直しがきく、自分次第で助産師になれるんだから、

社会人一年目で覚えることいっぱいで大変だからとか言い訳してないで、自分に今ある限りある命を大切に、

前を向いて本当にやりたいことをやっていこうと思えた、

自分の人生のハンドルをしっかりと自分で握り直すきっかけをもらえた瞬間でした。

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及川礼奈さんは志ワカル塾の動画にもご登場くださっています。

こちらも合わせてご覧ください。

いつも穏やかなほほえみを浮かべながら受講する生徒さんにやさしく語りかけてくださっている礼奈さんに

こんな気持ちが秘められていたんだなと思ってご紹介させていただきました。

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